2010年11月30日火曜日

Hennessy Hammock(ヘネシーハンモック)。

基本的に私の旅のスタイルは、宿を使わずにキャンプで一夜を過ごす事が多いです。もうかれこれ20年以上そういうスタイルを取っていますので、テント関係は数張持っていたりします。
しかし、常に使うのはいつも一緒だったり。折角買ったのに試し張りしただけで使わずじまいというのも何張かあります^^;;。

しかし、ここしばらく使っているのはテントではなくなってしまいました。Hennessy Hammock(ヘネシーハンモック)という、ハンモックに蚊帳とフライシートがついた、シェルター状のものです。
初めてその存在を知ったのは2006年ぐらいだったと思います。早速国内で扱っているところを探して購入しました。

R80GS BasicはBMWらしく、パニアケースはもちろん、しっかりしたキャリアも装備しており、およそ他のバイクには勝るとも劣らぬ積載性を持っています。しかし、当然積んだら積んだだけネガティブな面も出てくる訳で…ある時期から、荷物を減らす方向へ思考が向くようになりました。
その中でこのヘネシーハンモックは実に面白い存在でした。実際荷物が減るのは間違いないけど、本当に宙ぶらりんできちんと寝れるのか?そもそも、そううまいぐあいにハンモックを張れる立木二本を見つけることができるのかetc…。
 ましかし、悩んでいても仕方ないので比較的近場で様子の分かる琵琶湖周辺に初ハンモックキャンプにでかけました。

結果は…非常に好ましいものでした。立木関係はその気になれば結構見つかります。荷持が減った事は、フットワークが軽くなりました。そして何より…快適に眠れる、というのがいい感じでした。
ただ、その日は8月中旬だったと思うのですが、台風の余波で多少風が出てました。風で揺られるハンモックはむしろ心地よいものだったのですが…これがかなり寒い^^;;。背中の下を通る風が気化熱を奪うのか、その季節ではありえないぐらい涼しくしてくれました。
そのため、念のために持参したシュラフカバーを使うはめに。

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さて、その後何度かバイクでのツーリングで使いましたが、結局その後バイクそのものから遠ざかってしまいました。必然的にハンモックもしまわれたまま。
しかし、今年に入って自転車で遠出するようになりました。この夏、琵琶湖へ一泊二日のサイクリングにいったのですが、その際に再登場となりました。


この時は本当に荷物は最小限も最小限、着替えすら持ちません。持って行ったのは自転車用の工具とハイドレーションバッグの入ったザック、そしてこのヘネシーハンモック。あ、それと念のためにシュラフカバーだけです。
およそキャンプサイクリングとは思えぬ軽装ですが、この晩は昔と変わらず快適な一晩を過ごせました。
バイクでももちろんですが、自転車やバックパッキングでこそこのハンモックは真価を発揮するのかもしれません。

さすがに今の季節はこのハンモックでキャンプするのは苦行を通り越して自殺行為に近いですが(でも、このハンモックで雪中キャンプする人たちはいますし、そういう装備も売られていたりします^^;;)、また来年のシーズン、活躍してくれるだろうと楽しみにしています。

参考リンク
Hennessy Hammock(英語サイト)
Hennessy Hammock(日本語サイト)

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